#16 軽井沢 〜軽井沢はなぜ日本一の避暑地になった!?〜
軽井沢の繁華街を離れたタモリさんたち、今度は軽井沢の南側にある川にやって来ました。
番組内では川に降り、ボートに乗って地層を見に行きました。
そこから見えてきた軽井沢の特徴とは…。
軽井沢の土地の成り立ち
地層の下の方(2万年前の地層)に堆積していたのは火砕流で流れてきた火山灰・軽石でした。
この火砕流の噴火の出どころは浅間山と考えてしまいますが、実は現在の軽井沢駅と浅間山の間に「離山」という山があり、そこが噴火してできたものだったのです。
で、軽井沢の土地が出来た順番としてはこうです。
2万4千年前、軽井沢は平らではありませんでした。
↓
浅間山が崩れた土砂により川がせき止められ、軽井沢全体が大きな湖となりました。
↓
2万年前にその湖から噴火が起こります。
↓
その時発生した火砕流が湖を埋め、平らになりました。
つまり、離山の噴火によって平らにならされた土地が現在の軽井沢になっているんですね。
その後、天明3年(1783年)4ヶ月におよぶ浅間山の大噴火「天明の大噴火」があります。
当時、火山灰が関東一円に降り注ぎ「天明の大飢饉」をもたらしたのです。
そんなわけで、軽井沢の土地は少し掘ると「軽石」がたくさん出てきます。
そのことから「軽石沢(かるいしざわ)」→「軽井沢」に語源が転化したのではないかという説があります。
由来としては納得の行く説ですね。
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