ブラタモリSP東京駅 7/20(2)地下道の高低差を歩く

2015年7月20日(月・祝)放送「ブラタモリ スペシャル」

ブラタモリ スペシャル 東京駅〜巨大地下空間は歴史の生き証人!?〜



東京駅にある地下空間、八重洲口と丸の内口の地下はそれぞれ違った成り立ちで出来たそうです。

その謎を探りに行きます。



丸の内 最古の地下道に残る建設当時のもの



丸の内南口が最古の地下道になるそうです。

開通は昭和12年(1937年)。


この階段を少し下がったところの踊り場の上を見ると、かつて明かり取りとして使われていた穴が残っているのが見えます。

現在は使われていないですが、見えるように残っているんですね。


地下道まで下がると今度はややアーチ状になったコンクリートの梁が見えます。

これも建設当時からあるものだそうです。

この低い天井が昔の地下道という雰囲気がありますね。


この地下道ができた当時、まだ横断歩道というものが存在しませんでした。

そこで交通事故を防ぐためにこの丸の内の地下道が造られたとのこと。




丸ビル側にある地下の勾配



南口から丸ビル方向へ地下を歩いて行くと、わずかに坂道になっているのが分かります。

この勾配ができた理由は地下空間を広げるためでした。

そして勾配になる手前は、その地下に丸ノ内線が走っているためそれ以上下げられないんですね。






新丸ビル地下の高低差



今度は新丸ビルの地下道に移ってくると、こちらにも勾配のついた道が続いている場所があります。

ここに高低差が出来た理由は、上に走っている道路の下にある下水管を避けるためなのだそうです。


地下空間は地下鉄や下水などを避けるように造られるので、複雑ですね。工事もたいへんだったことでしょう。


丸の内口は江戸時代に大名屋敷が立ち並んでいたところです。

その土地に次々とビルが立ち並び、そのビルをつなげる地下空間が広がっていったんですね。





東西線大手町駅の地下空間



ここには階段を下ってまた上がるという非常に面倒くさい階段があります。

通称「行ってこい階段」とも呼ばれているそうです。

この階段の部分は上を通る丸ノ内線を避けるため、下に下がっているんですね。


しかもこの階段、更に下には東西線が走っています。

地下道が丸の内線と東西線に挟まれているんですね。

東西線のホームに行ってみると、一部天井が下がっている部分があります。

その下がっている部分が行ってこい階段がある場所です。

土地を有効活用するために複雑な構造に成っていますね。





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posted by しょう at 15:51 | 東京都・東京駅

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